データ
GBIFは、GBIF.orgおよびウェブサービスを通じて提供される生物多様性データの正確性を保証しない。ポータルおよびウェブサービスを通じてアクセスできるデータの使用は、ユーザー自身の責任において行うものとする。
ユーザーは、データユーザー契約の条項を遵守しなければならない。データ公開者は、データ公開者契約の条項を遵守しなければならない。
サイト使用中に提供または収集された個人データの規定に関しては、プライバシーポリシーに詳述されている。
データライセンス
2014年に、コミュニティ全体の協議の結果、GBIF理事会は「ネットワーク内のすべての種の発生データセットは、クリエイティブ・コモンズによって提供された三つの選択肢のうちの一つに相当するデジタル・ライセンスに関連づくようにする」という一般的な方針を確立した。三つの選択肢とは:
- CC0:ユーザーが制限または特定の要件なしに、データをいかなる用途にも利用できる。
- CC BY:使用するデータのソースに対して、所有者が指定した方法で帰属が適切に与えられていれば、データをいかなる用途にも利用できる。
- CC BY-NC:帰属が適切に与えられ、かつ商業目的での使用ではない場合に限り、データをいかなる用途にも利用できる。
2016年8月現在、GBIF.orgの全てのオープンアクセス可能な種の発生データセットは、標準化された機械可読ライセンスを保有している。これらの変更により、透明性と再現性が向上し、また、生物多様性データへの自由かつオープンなアクセスを促進するというGBIFの使命が支えられている。
GBIFは、科学的理解を支援し、生物多様性と保全成果を向上させるためのオープンアクセスインフラを提供している。私たちは、私たちが提供するコミュニティがオリジナルの仕事を引用する際の規範的な方法を示していると考え、GBIFが仲介するデータを引用する際には標準的な慣行として帰属(CC BY)を推進し続けていく。
商用利用
商用利用をどのように定義するかについては、様々な解釈がある。商業雑誌などの出版物での使用とは対照的に、データの再販売など、直接的な営利目的の利用だけに狭義に限定されている場合もある。広義に解釈をすれば、例えば、運用コストの回収の手段として広告を表示するウェブサイトも商用利用に当たるだろう。GBIFは、この件について提案をしたり結論を押し付けるつもりはないが、「商用」および「非商用」の意味についての、私たちの現在の考えを以下に示す。
ユーザーと公開者(パブリッシャー)は、「商用使用」と「非商用使用」の定義の間に存在する灰色の領域(どちらともとれる領域)について認識しなければならない。私たちは、非営利目的の制限的な解釈は、一般的な、とりわけGBIFの、オープンアクセスの精神と字義に反すると考えている。
CC BY-NCライセンスを保有するデータを使用するユーザーは、誠意をもってこれを行う必要がある。広範であるが正当に非商用と解釈される利用が、事実上、商業的に利益を生むと解釈される場合、データ公開者(パブリッシャー)と連絡を取ることを強く勧める。
私たちは、公開者(パブリッシャー)のCC BY-NCの使用を支持し、たとえそのライセンスの継承が、他のより自由なライセンスを持つ集約されたデータに追加の制限を課すことになろうとも、示されたライセンスの意向を尊重するため、合理的な努力を行う。
しかしながら、GBIFは法的な手段によってCC BY-NCを強制するための関心も力も持っていない。 ユーザーがこれらのライセンスを深刻に侵害したり、不正行為を行った場合に、公開者(パブリッシャー)が法的措置を取ることを選択する可能性があっても、GBIFはこれに関与しない。私たちは、この立場に不満を持つ公開者(パブリッシャー)には、公開しているデータ要素を制限(「狭める」)するか、GBIF.orgからデータを削除することを勧める。
地図と境界
GBIFは、そのポータルとウェブサービスで提供する地図の正確性を保証しない。地図上に表示される境界、色、呼称単位等の情報は、地域の法的地位に関する「GBIF」側の判断や、該当する境界の承認もしくは承諾を示唆するものではない。ユーザーは全ての地図に包含される著作権および使用許諾条項を順守するものとする。
国、領土、島々の名前と境界
国、地域、島の名前は、ISO-3166規格の推奨に基づく。